台湾の見所を網羅した周遊の旅。日月譚、台南、高雄、花蓮、太魯閣、台北を紹介します。

台南

八田與一 台湾の人々が敬愛する日本人

烏山頭ダムって知ってますか?
ほとんどの日本人は知らないでしょう・・・。

台湾南部の嘉南平野に水を供給してます。
このダムを造ったのが八田與一技師。

太魯閣 渓谷

(写真;八田技師の銅像~烏山頭ダムの湖畔にある
引用;http://www.a-eda.net/asia/hatta1.htmlより)

日本人ですら八田技師を知らない人がほとんどなのに、台湾の人々は皆この日本人技師のこと「恩人」として、とくに農業関係者の間ではよく知られています。

知っているだけでなく台湾の人々が敬愛する数少ない日本人~
それが・・・烏山頭ダムを造った男~八田與一技師です。

台湾の中学の教科書にもでてくるくらい有名ですから。
(日本の教科書になぜ掲載されてないのか不思議なくらいです)

あの邱永漢氏もここの偉人について触れています。 
邱永漢著;「台湾の恩人・八田技師(この人の事を知ってほしい)」
(『文藝春秋』1959年、252-260頁)


ダム工事は、1918年(大正10年)に始まり難工事でしたが1930年(昭和5年)に完成。

ダム本体はコンクリートではなく、当時では珍しいセミ・ハイドロリックフィル工法で行われました。

このダムのすごさは満水貯水量1億5000万トン(日本の黒部ダムの75%にも相当)というその当時としては超巨大なもの、膨大な資材と予算が注ぎこまれました。

その灌漑面積は15万ヘクタール(ほぼ香川県に匹敵)という台湾第一の巨大な肥沃な水田地帯(台湾耕地の実に1/5)を潤しているということです。

八田技師が敬愛されているエピソードがあります。

台湾の日本統治時代に軍人、官僚、経済人の銅像が多く建立されていますが、当然のことながら戦後蒋介石の時代に一掃されています。

しかし戦前の日本人の銅像が現在でも残されている人物が2人、その1つが
八田技師のものです。(戦中~戦後、現地台湾の人が密かに隠して保管していたそうです)

さらに李登輝元総統はある座談の席で次のように語っています。

「台湾に寄与した日本人を挙げるとしたら、嘉南大圳を造りあげた八田與一技師がいの一番にあげられるべきでしょう。

台湾南部の嘉義から台南まで広がる嘉南平野にすばらしいダムと代償さまざまな給水路を造り、15万ヘクタールの土地を肥沃にし、100万人ほどの農家の暮らしを豊かにした人です。

今、その貯水池は珊瑚譚と呼ばれ、湖畔には八田夫妻の墓と八田技師のブロンズ像が置かれています。」


偉人といえる日本人はいろいろいますが、こういう人、話は是非広めたいと考えています。

これを読んだ皆さんでも、ブログや日記で紹介お願いします!!


八田與一技師、烏山頭ダムについては以下URL、伝記などで知ることできます。
【Ref.】
台湾の近代化に尽くした日本人

八田與一/Wikipedia
1)斎藤充功著;「百年ダムを造った男~土木技師八田與一の生涯」 
        時事通信出版局、2009年
2)黄文雄著;「台湾は日本の植民地ではなかった」ワック出版、2005年
3)司馬遼太郎著;「八田與一のこと」、「珊瑚潭のほとり」
(『街道をゆく 40 台湾紀行』 朝日新聞社、1994年、281-293頁、295-306頁)



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